Tammerfest Part 1 ☆ Negative (タンペレ 2008年7月12日)

ヘルシンキから北に急行バスか電車で約2時間ちょっとに位置するタンペレ市で毎年夏にTammerfest(タンメルフェスト)なるフェスが開催されている。
このフェスは1ヶ所に出演バンドが集まる普通のロックフェスと違いフェス期間中タンペレ市のあちこちでいろんなライブが行われる。今年は7月9日から12日までタンペレの中心地にある20ヶ所以上の会場で100バンドを超えるライブが行われた。
【More・・・】
こちら(写真下)はライブハウスPakkahuone/Klubi。
こちら(写真下)はタンペレで人気のAmadeusバー。時々ライブもやっているようです。

そのTammerfestの数多くあるライブの中から7月12日NegativeとLovexのライブに行ってきた。
Negativeのライブが行われたのはタンペレのメインストリートHämeenkatu横のKeskustori(中央マーケット広場)に設置されたどでかいテントの中。
彼らのライブは年齢制限がなく開場は14時、ライブスタートが15時だった。
12時前にそこの会場の前を通ったらすでに入場を待つファンが待機していた。先に食事を済ませ開場になる14時少し前に会場であるKeskustoriに戻ってみたらすごい人の列!

後方に見える建物の横の道にまで長い列が・・・。

中からはNegativeがリハーサルをする音が聴こえてきていた。リハーサルの音が終わるといよいよ開場!
チケットチェックのあと手荷物検査が待ち受けている。ペットボトルを持参の人は用意されたボックスの中に中身をどぼどぼ捨てられている。フィンランドのフェス開場ではアルコール持込禁止の会場がほとんどのため、フタの開いたペットボトルにアルコールをいれかえて持ちはいるのを防ぐためだと思うが、入場の際ボトルの中身を捨てられてしまうのでご注意を。
中に入ってみるとテントの内側はうひゃ~黒。真っ黒!
テントの後ろの方は空いてるので外の光がはいるけど、ステージ側はかなり暗い。
最初の3曲の撮影許可はもらっていたものの、フラッシュは禁止。そんなに性能のよいカメラでないため室内の暗い会場でフラッシュなしだとシャッターが下りる速度が遅くなるようでぶれるのであります。少し不安になりながらもライブ開始を待った。
予定の15時ちょうどぐらいに司会者がでてきてNegativeを紹介。
歓声があがる中メンバーが次々にでてきてスタンバイ!そして聴こえてきたのは彼らのサードアルバムからおなじみの「Glory Of The Shame」!
最後にフロントマンであるJonneがでてきて歓声がさらに高まる。さすが地元である。すごい歓声!Jonneは素肌に最近お気に入りらしい王子様風ジャケット、首に黄色っぽいスカーフ、白いズボンで登場。髪の毛はうしろでおおざっぱに束ねてあった。彼はフロントマンの貫禄と華をそろえ持ってオーラを放っている。
カメラでJonneを追うが動きまくるのでシャッターチャンスが難しい。2曲目はセカンドから「In My Heaven」 相変わらず華麗に動きまくるJonne。3曲目は最新アルバムから「Lust N’Needs」。
ステージ前での撮影はこの曲が最後と思うとあせりながらJonneを追うもののアップテンポの曲ではとにかく動きまわるJonne。
この日カメラマンブースはけっこうな人であまりあちこち動けない状態。3曲終わり観客側にでてきて撮った写真をチェックしてみると、あぁ~やっぱりぶれまくってる。しゅん。。。もっと性能のよい一眼レフのカメラがほしいなぁ~とつくづく思った。
そのあとステージ中央の後ろについてみたが、ステージが遠すぎる。けっきょくLarry側の端っこ6,7列目ぐらいに落ちつく。だけど2列目ぐらいに身長が2m以上はありそうなものすごく背の高い男性がいてかなりじゃまだった。
ライブのほうはサードアルバムと最新アルバムの曲が続く。
「An Ornamant」は生でライブで聴くといっそう心にじぃ~んときてしまうそんな曲。途中キーボードのSnackのそばに行き、Snackに顔をくっつけていっしょに歌ったり。そしてこの曲の最後にJonneがジャケットを脱いだ。するときゃぁ~とすごい歓声があがる。
そしてアコースティックギターを肩にかけ「My My / Hey Hey」が始まった。こういうアコースティックな感じもなかなかいいなぁ・・・と思いながら聴いてると、途中でJonneはアコースティックギターを待機したスタッフに放り投げ、途中から急にアップテンポに変わった。
次の曲「Giving Up!」でも途中Snackのそばにいってからんでました。
この曲のあと素肌にグレーのベストと帽子、赤のスカーフを身につけ登場。
彼らのデビュー曲「The Moment Of Our Love」では、観客を一緒に歌わせようと上手に煽る。Love is right now・・・自分が歌いそして観客にマイクを向ける!それを何度も繰り返す。こうやってうまく観客をのせるあたりさすが!と思わせられた。
この曲だったと思うが、LarryにからむJonne!Larryの耳元で何かささやいているように見える。観客から「Suudelkaa!」(キスしろ!)と声が飛ぶ!じらせてじらせてでもしなかったように思う。(笑)
ロックン・ロールな1曲「L.A.Feeding Fire」のあとメンバー一度ステージを降りる。
アンコールを求める大きな歓声に包まれながらメンバーがステージに戻ってきた。Jonneはスカーフを腰に巻いて登場!
聴こえてきたのはヘビーな1曲「Until Your Mine」!
そして最後は最新アルバムから「Won’t Let Go」!短めのマイクスタンドをぶんぶん振りながら、ステージ狭しと動きまるJonne。
アンコールが終わるとメンバー一堂ステージ前に集合。いつものように手をつないで3回お辞儀をする。そしてお決まりのバラの花を投げる。今回はバラの花大放出。かなりの数で最後は束になったまま放り投げてた。(笑)
彼らはこの数年間にライブバンドとしてめきめき腕をあげてきた。Jonneはフロントマンらしく上手に観客を煽りながらNegativeの世界へと観ている私達をひきいれてくれる。彼には観ている者をひきつけるオーラがある。そしてその彼を他のメンバーがうまくサポートしている感じがする。
Larryはタバコをくわえながらクールにギターを弾く。Anttiはドラム台から飛び降りたりとよく動き回る。Snackのキーボードは美しいメロディラインをかもしだし、今回はJonneにもからまれてた。Jayは陰の力持ちって感じでもくもくとドラムを叩く。Christusの姿が見えないのはちょっとさびしいが、ツアーギタリストとして加入しているGaryにも特に違和感はない。
あ~、また観たい!そんな気持ちにさせてくれる。
秋から始まる本格的なツアーが今からとっても待ち遠しい。


















この日のセットリスト
1. Glory Of The Shame
2. In My Heaven
3. Lust N’Needs
4. Sinner’s Night / Misty Morning
5. Motherfucker(Just Like You)
6. A Devil On My Shoulder
7. Planet Of The Sun
8. An Ornament
9. MyMy / Hey Hey (Out Of Blue)
10. Giving Up!
11. Frozen To Lose It All
12. The Moment Of Our Love
13. L.A.Feeding Fire
~アンコール~
14. Unitil Your Mine
15. Won’t Let Go



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Jonneかっこいいですよね。
一度観るとまた観たくなっちゃうんですよね。
また近いうちに再来日祈っておきましょう!
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でも、とっても素敵な写真がいっぱい!!
特にライヴ写真の4枚目のラリー、めっちゃかっこよくないですか!?
それに、お約束のくわえタバコもシブイッ!
「キスしろ!」は「Suudelkaa!」ですか。
なんで語尾が「kaa」になるんだろ。
も~、難しいったらありゃしない・・・。
Christus、どうしてるんでしょうね。
先日Matthauのライヴ映像観ていたら、Christusがべろんべろん状態で、はっきり言って「Matthauにからむ酔っ払い」って感じでした(涙)。
あれ、兄弟じゃなかったらキレちゃいそう。なんだか心配です・・・。
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お腹に響く音もそうですが、自分以外のお客さんとの盛り上がりも、テンション上がりますもん!
最近のカメラは性能もかなりいいですしね。
これを機に変えちゃうのも良いかもしれませんよ~
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>撮影、大変だったみたいですね~!
フラッシュ禁止だときいて、うわぁ~こりゃだめだぁ~とあせりました。
>特にライヴ写真の4枚目のラリー、めっちゃかっこよくないですか!?
Larryは自分のスタイルを持てってかっこいいですよね。
お決まりのくわえたばこも決まってます!
>「キスしろ!」は「Suudelkaa!」ですか。
なんで語尾が「kaa」になるんだろ。
この場合のkaaは英語でいうとPleaseになるのかな。ちょっとニュアンスはちがうかもしれないですがお願いの意味をこめてるようなかんじかな・・?
>先日Matthauのライヴ映像観ていたら、Christusがべろんべろん状態で、
でしょ。。。
私が見た映像も
Matthauが
おい大丈夫か?
って感じで横目で見てるようにも思えて・・・。
Negativeを脱退したあとChristusについてJonneはけっこう厳しい発言をしてたけど、
彼はよいギタリストだった・・・とも言ってたので、お酒はほどほどにしてギタリストとしてがんばってくれたらいいんだけど。。。
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>やっぱり生だ一番良いですよね。
生はいいですよね。
体で音を感じられるし、みんなでいっしょにもりあがる!
一度経験するとやめられません。
>これを機に変えちゃうのも良いかもしれませんよ~
最近のカメラはやっぱりだいぶ性能よくなってきてるでしょうねぇ。
ほんと買い替えたいとこですが、まずは先立つものが・・・。(泣)
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その節は大変お世話になりました。
いよいよTammerfestレポNegative編ですね。
お待ちしておりました。
Hiroさんとは反対のサイドにいたので、私が撮ったメンバーの写真とは
角度が違っていてとても新鮮です。
LarryにからむJonne。
かなり気になりましたが遠くてよく見えず…悲鳴があがらなかったので
しなかったんでしょうね。
ある意味、残念??(笑)
ぜひ、秋には再来日してほしいものです。
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タンペレではお会いできて楽しかったです。
>Hiroさんとは反対のサイドにいたので、私が撮ったメンバーの写真とは 角度が違っていてとても新鮮です。
私がいたのはLarry側の一番端っこで 、Chinaさんがいた反対側はほとんど見えませんでした。
ようつべにもいろいろこのときの映像がUPされてて、撮影した位置がちがうと同じ曲でも違った感じに見えて楽しいです。
LarryにからむJonne・・・
私の場所からからんでるのは見えたんですが、JonneがLarryの陰になって最後のとこがよくみえなかったんです。。。でもしてたらもっと歓声があがってたよね。残念でした~。(笑)
早く再来日決まるよう祈っておきましょう!
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JONNE超かっこイイ!!
最高なレポートありがとうございます!!!!
私も早くまた見たい!!!
カモンJAPAN!!!