Lovex ☆ On The Rocks (2007年9月20日)

9月19日待望の日本デビューを果したLovexのヘルシンキでのライブに日本から来た友人といっしょに行って来た!
夕方友達との待ち合わせまでに時間があったのでヘルシンキの中心街をぶらぶら・・・。すると前からLovexのヴォーカルTheonが歩いてくるではありませんか!しかしここはフィンランド!誰も声かける人はいません。なので私も見てみぬふり。
そのあとまずは友人と食事に行って腹ごしらえ。フィンランドのライブは始まりの時間が遅いのでおなかをすかして行くことのないように。
開場になった午後9時過ぎに会場であるOn The Rocksに。料金8,50ユーロ(約1,360円)を払い地下のライブホールへ。友達はチケット代があまりにも安いのでびっくりしていたが、ほんとに8,50ユーロ!(笑)
階段を下りたとこにクロークがあり荷物を預けた。ここのクローク代は1,80ユーロ。
そしてステージを囲んで横の方にあるテーブルに座って一休み。フィンランド人はライブの始まりが遅いのを知っているからか、人の入りはまだ少なかった。私たちの前に座っていた女性達はどうやらドイツ人みたいだった。
ここの会場は年齢制限が普段は23歳以上!当日のLovexは年齢制限を少し下げてあって20歳以上。
【More・・・】
午後10時半少し前にオープニングアクトのバンドHeijaste(ヘイヤステ)が登場!タンペレ出身4人組ロックバンド。A-J(vo)、Juho (ba)、Viljami (g)、Eero (d)というメンバーで、今回のライブにはこの4人に加えキーボードもいた。そのキーボードのきれいな曲が印象にのこるものがあった。
ボーカルとベースはちょっとぽっちゃりタイプなのに対してギターとドラムはけっこうイケメン!そのせいなのかどうかはわかんないが観客はギターとドラムのいる右側にかたよっていた。(笑)ほんとに!
途中で最前にいたドイツ人の女の子2人にA-Jが誕生日プレゼントのお礼をつげ、次の曲をその2人にささげたのだが、フィンランド語でしゃべってたのではたしてドイツ人のファンの子意味がわかったのかどうかは不明。
途中で何かの会の2次会に参加して来たようなスーツ姿のおじさんやおばさん連中がステージ近くまででてきてダンス!ダンス!お酒も入ってすでに出来上がってる彼らが一番のっていた感じだ。(笑)
そしてなんと最後の曲の前にギターにトラブルが発生したが、なんとかなおったようで、前日デビューシングルとして発売になった「Kiinni」 を最後に演奏。この曲はなかなかよかった。



30分ほどでHeijasteのライブが終わり、待つこと30分。
午後11時半ごろステージが再び暗くなり、スモークがでてきた。ここの会場はメンバーは観客の中を通ってやってくる。ふと後ろを見るとSammyとJulianが待機していた。するとファンの子がJulianとツーショットの写真を撮っているではありませんか。出番間際にもかかわらず快く応じていたJulian。
そしていよいよメンバーステージに登場!年齢制限に加えて、木曜の真夜中近くで観客は前2列ほどをのぞいては少し遠めに見ているかんじ。正直ながらのっていたのは前2列ぐらい・・・といった状況だったが、それでも私は年齢制限のあるこういう小さな会場が好きである。ステージに向かって右側TheonとVivianの間ぐらいの最前を簡単にゲット!
オープニングナンバーはアルバムタイトル曲の「Divine Insanity」!それからヒット曲が次々と続く。
アルバムには収録されてないが、ずいぶん前からライブで演奏しておなじみになってきた「Love and Lust」や、恒例のBon Joviのカヴァー曲「Runaway」も演奏してくれた。年齢制限があったせいか観客層が少し高めで演奏する方もリラックスしていたかんじだった。
Theonは日本人がいるのに気がついてなのか、私の友人の前に来てよく歌っていた。ステージは低いし手を伸ばせば届く位置で汗が飛んできそうな距離!これがなんともいえないのである。
12曲目には新曲を演奏!あとでタイトルを聞いてみたら、まだ決まってないんだそう。
床に置かれてあったセットリストにはこの曲のとこに「3」と書いてあったので、そのことも聞いてみたが3拍子の曲(?)だからとりあえず3と書いてたんだそう。
そしてラストナンバーは大ヒットした「Guardian Angel」でしめくくり。
全13曲でこの日はアンコールはなかった。



















さて、何度も言うようだけどフィンランドのライブはライブの後もお楽しみ!こういう年齢制限のある小さな会場ではライブあとにメンバーが普通に中を出歩くことが多いのである。
ライブあと後ろのバーに行ってオレンジジュース(2ユーロ)を注文。
あたりを見渡すと今年6月に日本デビューをはたした女性メタルシンガーAgnesがいた。夏のフェス会場で会ったことがあり、近づいていったら気がついてくれた!彼女といっしょにいた10月に日本デビューが決まっているAri Koivunenのバンドのギタリストを紹介してくれた。あいかわらずフレンドリーでおしゃべりなAgnes。最近日本に興味を持っているそうで、日本に関する本を2冊買ったそうだ。

Agnesとおしゃべりをしていると側のバーのカウンターにLovexのギタリストの1人、Vivianがやって来て気がついてくれた。友人が彼らの載ってるBURRN!とINROCK誌を持参してきていたのでプレゼント!とても喜んでくれ興味深そうに見ていた。

この日はメンバーみんな、会場内をちょこちょこ出歩いていた。
そしてLovexのメンバーを代表してヴォーカルのTheonが日本のファンにメッセージを送ってくれた。
「Hello Japan! I’m Theon from Lovex. Keep on Rolling! We’ll keep on Rocking!」

ここの会場が閉まる午前4時少し前、会場をあとにしてバスの時間まで時間があるのであたりを散歩。すると散歩の途中にもLovexのメンバーに出くわすといった具合にLovexづくしの一夜が明けていった。(笑)午前5時半のバスに乗り、6時45分ぐらいに家に到着。あ~、お願いだからライブ開始時間早めてほしい!


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そうなんですよ。こっちのライブはひたすらライブ開始の時間が遅くて。。。
Ice Hallとか大きな会場では早めに開始みたいですが、年齢制限のあるクラブとかバーでのライブは遅いんですよ。
みんな帰りの足どうするんだろ?と思います。
そういう会場はドリンクしか置いてない場合がおおいので、おなかがすかない用、あらかじめ何か食べていくことをお勧めします。
フィンランド人はおつまみなんか食べなくてもどんどん飲んじゃいます。それがいつも不思議で。。。
年齢制限は飲酒が18歳から法律で認められてるので、アルコール販売のあるクラブとかバーでは年齢制限がでてきます。
ただ20歳以上とか23歳以上という年齢制限の理由はわかりません。
ライブハウスなどでは、アルコールが飲めるスペースが儲けてあって。そこにはいるには年齢のわかるIDが必要だったりします。
特に若く見られる日本人はID持参してたほうがいいと思います。
こちらにこられた時にどこかでライブぜひ体験してみてくださいね!
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いつもながら、読み応えのある記事ですね!「一度でいいからフィンランドに・・・」の気持ちが高まります(笑)
ところで、「METALLION」読みましたよ!Hiroさんのインタビュー記事が載っていて驚くやらうれしいやら。ネットで交流のある人が雑誌に載る、なんていう経験は初めてなものですから、テンション上がりながら読ませてもらいました(笑)。
フィンランドロック(メタル)好きとしてはうれしい特集でした。これを期にもっと多くの人にフィンランドミュージックの良さを知ってもらえるとうれしいですね。
ところで、最近聴いたマイナーなフィンランドのバンドではMORIANというバンドがそこそこよかったです。現地では有名なんですか?
では、また遊びに来ます!(私はブログの更新意欲が落ちているのですが・苦笑)
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おひさしぶりです。いや、ほんとに一度こちらにライブみにおいでください!
日本とはまた違ったライブ体験ができると思いますよ~。
「METALLION」の記事読んでいただいたのですね。まだ手元にないんで、あまり実感がないんですが、微力ながら協力できる機会があって光栄におもっています。
フィンランドの特集号はとってもうれしい企画ですよね~。ほんとこれを機会にフィンランドのロック・メタルシーンにもっともっと注目がいくといいのになぁ~。
MORIANですか?いや、私は全然バンド名すら聞いたことがないのでMySPaceできいてきました。このバンド↓ですね?
http://www.myspace.com/morian
おっ、なかなかいいですね~!

また遊びにきてくださいね~!
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OAのバンドは全然知らないバンドですが、タンペレの子たちなんですね~。
ドラマー、女の子みたい!
最前列を余裕でGET!いいなぁ~!
もう、クラヴでのライヴの楽しさを知ってしまうと、大きなハコのライヴに興味なくなっちゃいます~。
Agnesも来てたんですね~!
彼女はフレンドリーでキュートで素敵ですね!
日本にも興味があるんですよね~。
それって凄く嬉しい!
それにしても最後の写真のTheonの目!!!
なんて挑発的なんでしょう~~~



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ここの会場はステージ低くてほんとに目の前なんですが、スモークが凄い!とにかくしゅぅ~しゅぅ~でて、目の前のステージなのに写真とったらぼぉ~と白っぽくぼけてる・・・。

OAのバンドはそうなんですよ。タンペレの若いバンドです。ドラマーかわいかったですよ。

こういう会場に行ってると大きなハコのライブはあんまり行く気がしなくなってきますね~。
もりあがりは大きな会場のほうが凄いとは思いますが、なんとなくこのアットホーム的な雰囲気がけっこう好きだったりします。
Agnesはほんとにフレンドリーでキュートでかわいい女性です。日本にも興味あるそうで、早く行きたい!といってました。来日実現するといいよね。
むふふ。Theonの目に誘惑されましたか~。くらくら。。。
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たっぷりの写真と詳細なリポート、会場内の様子を想像しながら読むことができました!
私は、まだ海外でのライブは未体験なのですが、あまりの遅さにビックリ
会場にもよるのでしょうか?クラブだとこんなに遅いのでしょうか?年齢制限というのも初めて知りました。
ほんとにしっかりご飯食べておかないと、スタミナ切れになってしまいますね~。