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2021.01/14(Thu)

NightwishからMarko Hietala 脱退!(まとめ) 

Nightwish promo Tim Tronckoe
(写真: Tim Tronckoe)

今週またまたびっくりなニュースが飛び込んできました。
NightwishからベーシストのMarko Hietala脱退が発表になりました!
こちらがバンドから発表になったMarko脱退のステートメントです。



親愛なるみんな、おれはNightwishと公の場から去る。もう何年もの間俺はこの生活の正当性を立証できないでいた。
ということで、ストリーミングサービスはアーティストに大きな要求を求めて利益の配当は不公平、アーティストの間でさえ同じで、俺たちはバナナ共和国だ。大きなツアープロモーターたちはバンドのマーチャンの利益の一部ももぎ取り、中東の株主に配当しているといくつかの例だと指摘しています。

昨年は家にいることを強いられ、これらのこと、他にもいろいろなことにとても幻滅している自分に気がついた。曲を作って、歌ってプレイするには新たな理由とインスピレーションを見つける必要がある。いわば ”My Walden” だ。俺の本にも書かれているが、俺には慢性的な鬱があり、このまま続けることは俺にとっても周りにいる人たちにとっても危険なことだ。少し前の思考はダークだった。心配はしなくていい。俺は大丈夫だ。俺には2人の子供、妻、他の家族、友達、犬がいて、たくさんの愛がある。
俺が完全に消え去るとは思わない。
陰謀が今日の言葉だ。それが好きなやつにはいっておかなきゃならない。1月14日に55歳の誕生日を迎え、今やることはやり遂げた。例えにTuomasを責めることは、彼と俺の自由な思考を侮辱することになる。これは皆にとって悲しいことだ。どうか気を付けてくれ。

2021年に承諾したいくつかのことは行うが、それ以外、メディア、バンド、アーティスト、プロジェクトなど今年は何も尋ねないでほしい。新たな考案がいくつかあり、2022年にそれらについて明かすことができることを願っているが、約束はできない。

このことは皆に悪いと思っている。

追伸として、コンタクトを取らないでくれには子供のころからのヒーローであるTony Iommi は除くと記載されています。

これに対してNightwishMarko脱退は俺たちにとても難しい決断と選択を迫られた。いろいろと考えた末、予定されているHuman. :II: Nature.ワールドツアーはセッション・ベーシストを迎え予定通り行うことにした。ラインナップについては後で発表する。
マルコの決断を尊重し、彼の幸運を祈る。このことについてこれ以上のコメントはしないとのこと。

このMarkoの文章の中にいまいちよくわからないことがあるのですが、例えばバナナ共和国。
調べてみたところWikipediaによると
「バナナなどの第一次産品の輸出に頼り、主にアメリカ合衆国などの外国資本によってコントロールされる政情不安定な小国を指す政治学上の用語。」だそうです。
ということで、「主にアメリカ合衆国などの外国資本」が大きなストリーム配信企業で、「政情不安定な小国」が自分たちミュージッシャンという意味なのかなと思います。

さらにこちらの記事にアーティストに対する配分が不公平だということについて書かれています。



例えばSpotifyのアーティストへの利益の配分は人気アーティストが優遇されているそうです。
月額同じ料金を払っているのにもかかわらず、小さいまたは中ぐらいのバンドやアーティストを聴いても、聴いた回数などに反映されず人気のあるアーティストが優遇されるみたいな。
このことについてはこちらの記事に日本語で説明があったので読んでみてください。

この記事によるとアーティストが上位階層(全ストリームの90%)と下位階層に分けられ、上位階層のアーティスト今現在4万3千人ほどにストリームの利益の90%が配分されるみたいですね。

そして「大きなツアープロモーターたちはバンドのマーチャンの利益の一部ももぎ取り、中東の株主に配当している」という指摘なんですが、NightwishフィンランドのプロモーターはFullsteam Agencyですが、中東の株主に配当はしておらず、去年の春にサウジアラビアの企業がLive Nationの株を5.7%買ったとのことで、このことをさしているのではないかと思われます。

こちらの記事によるとMarkoは2017年に発売された自伝本「Ruostumaton」の中で、それまでに2度バンドを脱退しようと思ったことがあることを語っています。



1回目は2004年~2005年のあたり。理由は当時のシンガーだったTarja Turunen と彼女の夫であり彼女のマネージャーでもあったMarcelo Cabuli がNightwishのツアーにたびたびブレーキ
をかけることがあったことが挙げられてます。
例としてトロントからヘルシンキに戻った時、Tarjaがオーストラリアと日本にはいかないと言い出して、ぷつっと切れて疲れてたのと飲んでたのもあり、脱退するといったそうです。がとりあえずTarjaがクビになったツアー最終日ヘルシンキ公演までは続けることに妥協したそうです。
2回目はTarjaの次のシンガーAnette Olzonとの関係が崩れ、言い合い続きに疲れてた時だそうです。例えばNightwishの2012年に公開になった映画「Imaginaerum」のことで、Tuomasがその映画を作った意味を理解しようとしないで、映画の完成まじかに、その映画は作るべきでなかったと言い出し、Tuomasの堪忍袋の緒が切れ、Markoが間にはいって何とか話を進めたそうですが、この時もしこのツアーの終わりに前のツアーが終わった時と同じように言い合いが続いていたなら、これ以上我慢できないからやめると決めていたそうです。Anetteは2012年北米ツアー中に10月1日のSalt Lake City公演を最後に脱退しています。当時Anetteは自分が妊娠したことでクビになったと語っていたようですが、バンド側はそれを否定。彼女の性格はバンドとあわなかったと。

そしてこちらフィンランドの週刊誌APUに2017年に掲載されたアルコール依存症について話すMarkoのインタビュー記事が再度紹介されています。



Markoが初めてアルコールを口にしたのは11歳の時、近所の男の子たちが隠していたレッドワインを飲んで、後で聞いた話では飲んだ後眠り込んでしまい年上の男の子たちがMarkoを家まで運んだそうですが、その途中でおもらしもしてしまったそうです。

Markoが住んでたのはフィンランド東部の人口2千人にも満たない小さな町Tervoで、80年代そこでティーンが自分の感情を表すには週末集まってビール飲むのは自然なことだった。
なんで飲んだかというと、飲んだ後しばらくユーフォリア(強い幸福感)が得られ、つまらない現実から逃避できたからだと。
最初は問題ではなかったものの、高校の時、Kuopioの叔母のうちに下宿したあたりから状況が悪くなったそうです。
週末家に帰ると、次の週の食費を両親からもらったもののバーに居座るようになり、水曜あたりにはお金が無くなり学校近くのスーパーでウインナーソーセージやたばこなど万引きしていたと。ただこの時も本人は全く心配に思ってなかったそうです。

高校卒業したら自由になれた感でいっぱいで、ロックの夢を追い、中学の時結成したバンドのボーカル&ベーシストになった。
1986年にTarotのデビューアルバム『Spell of Iron』が発売になり、最初のツアーでパーティの味を覚えてしまった。
ソビエトにライブで行ったときは、ホテルでバスタブにマットレスを入れ、その上におしっこかけて、天井と壁のランプをコード事引っ張り抜き、チェストにそのロープを巻きホテルの窓から吊り下げたこともあるそうです。
注意は受けても若かったし、ロッケンロールの原則を自でいっていて誰もそれを止めることはできなかったと。

ところが1996年、声の異常に気が付き医者に行ったら声帯にポリープができていたことが見つかり、手術することに。
手術あと声を失い、少し前に彼女とも別れ、気分を紛らわすために1日中飲み続け、ついには住まいも出なくてはならなくなり、気が付いたらヘルシンキのカッリオのアパートの20㎡の小さな部屋を友達2人とシェアすることになっていた。
すべてが自分の上に崩れ落ち、ダークな思考が頭の中をいきかったが、鬱のことをほかの人に話すのは恥に思え、当時のことを自伝本で、それはとても崩壊的で、何をやっても同じに思え、すべてがくそに思えたと語っています。
最終的にはプライドを捨て、若者向けの精神問題を扱うSOS緊急番号に連絡を取り、抗うつ薬と心理学カウンセラーとの会話で状況がよくなってきたそうです。

鬱から立ち上がって新しい人生のパートナーも見つかり10年ぐらい幸せな毎日を送っていて、2001年に双子の男の子誕生。その約1か月後にNightwishのベーシストに決定。
バンドは大きな成功を手にし、ワールドツアーにで、バンド内、家庭での未解決の問題で鬱が再び忍び寄ってくるのを、薬とアルコールを同時に飲むことでユーフォリア状態を得ることで回避。それをしばらくはやめることができなくなっていたものの鬱が2倍になって戻ってきたと。

バンドメンバーもMarkoの状態がだんだんと心配と不安になってきたとのことで、飲みすぎて記憶がないことも増えてきたそう。気が付いたらホテルの部屋に裸の知らない女性と一緒にいたり、クレジットカードやIDを紛失していたり。
自分の存在自体が意味のないものに思えてきた。
この時も心理学カウンセラーが助けになったものの、お酒を飲む量を減らすだけじゃ問題解決にはならない。お酒を断つことに決めたのが2010年。それ以来お酒は断っているそうです。
歌うこととプレイすることは精神的に切り離すことができない自分の重要なことで、もしその才能とキャリアをなくしたなら、自分の最も重要な一部を殺してしまったことになり、自分はただの歩く死体になる。そうなっていたら自分を助ける理由は何もなくなっていたであろうと語っています。

ということは音楽からは離れられないと思うので、しばらく休息をとってまた戻ってきてくれることを信じて待つしかないですね。

実はMarkoは昨年12月フィンランドのマスクドシンガーシーズン2で優勝しています。
マスクドシンガーは有名人が全身を変装し彼らのアイデンティティを隠し歌を歌って競う番組です。
彼のキャラクターの名前はTohtori でこの記事に、そのTohtoriことMarko Hietalaのパフォーマンス映像が載ってます。
Backstreet Boysの「Everybody」とか、Coolioの「Gangsta's Paradise」, Elton Johnの「Goodbye Yellow Brick Road」他フィンランド語の曲も歌っています。



これは去年撮影されたものですが、フィンランドのMTV3でスタートした招待したゲストに歌をうたってびっくりさせちゃうという新番組「Laulu Rakkaudelle – Secret Song Suomi」で、メタルが好きだというMTV3のお天気キャスターPekka Pouta(ペッカ・ポウタ)を招待し、登場したのはErkka Korhonen, JP Leppäluoto, Jarkko Aholaに Marko Hietala で、Pantera の「This Love」をパフォーマンスしてます。
記事内にそのパフォーマンスと、パフォーマンス前の4人のインタビュー映像もあります。



というわけでMarkoの脱退についてまとめてみました。

ところで、Markoの名前ですが、Marco Hietalaというつづりでおなじみかと思いますが、2019年に発売になったソロアルバムから本名のMarko Hietalaという名前を使用することにしたそうです。
「K」と「C」が違うだけで、カタカナにしたら「マルコ」で同じではありますが。

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テーマ : HR/HM - ジャンル : 音楽

タグ : フィンランド Finland メタル ナイトウィッシュ Nightwish マルコ・ヒエタラ Marko Marco Hietala 脱退

【編集】 |  01:21 |  Nightwish  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

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