Lordi ☆ 中国公演キャンセルの理由

フィンランドのモンスターロックバンドLordiが10月に中国の北京と上海で予定されていた公演をキャンセル。
その理由がこちらヘルシンギン・サノマットに掲載されています。
キャンセルの理由はライブで入国するための労働ビザが取得できなかったためと。
中国でライブ(労働)を行う外国のバンドの労働ビザ発行には申し込みに、歌詞、メンバーのパスポート、45分のライブ映像を添付する必要があり、そのライブ映像から申請者のメンバーの顔が確認できなければいけないそうで、Lordiはあのモンスターのマスクをステージで取り外すことはなく、たとえそれがビザ発行の当局者たちへのライブ映像でも無理ということでビザ発行が無理になったためキャンセルになったそうです。
「主催者側ではすべてがうまくいってたものの、素顔でステージに立ってるライブ映像を求められた。俺たちは相手が誰であろうとそういうことはしない。」
とLordiのフロンマンMr.LordiことTomi Putaansuu。
Lordiは素顔を公開しないことで有名でユーロビジョンソングコンテストに優勝した2006年、フィンランドのゴシップ誌セイスカがMr.Lordiの素顔を載せ後で謝罪した経歴もありました。
それ以来フィンランドのメディアではLordiのメンバーの素顔掲載はタブーになっているように思います。
もちろん脱退したメンバーは別ですが。
Mr.Lordiにしても現地の主催者にしても普段のライブ映像ではだめだというのは予想外だったそうで、素顔でのライブ映像の要求は妨害されているように感じると。
Mr.Lordiはむしろ自分達の歌詞とステージパフォーマンスが当局者に認められるかどうかが心配だったと。ステージの横で誰かが歌詞カード見ながらチェックしてるとか。自分のこのアートワークについては誰にも何も言わせないと。
すでにこのLordiの中国公演については現地でプロモートしていたそうで、プロモーターはツアーがキャンセルになったことを困っていると。
今回の中国ツアーは台湾/中国のプロモーター会社Xoundforceと、中国の会社Guitar Chinan、大規模なフェスを主催しているModern Skyとの共同企画だったそうで、これまでに数多くの国外のバンドの中国公演の他フィンランドのメタルバンドの中国公演なども主催しているそうです。
このツアーのプロモーター会社の社長はすでにツアー告知はしたので、このキャンセルについてファンにどうにか説明しないといけないと頭を痛めてるようです。
中国側が要求するのはビザ申請のための素顔のライブ映像で、実際のツアーではマスクに問題はないとのこと。観光ビザならそういう要求はなく、違法ながらも観光ビザで入国してライブを行ったバンドもいるようだけど、自分は観光ビザで入国してライブを行うつもりはないと。楽器などを持ち入ろうとしてまず入国は無理だろうと。





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いろいろ事情はあるんでしょうが、楽しみにしていたファンは残念ですよね。
ラウドパークには毎年参戦されてるんですね。
今年はフィンバンド多数出演でびっくりしました。LOST SOCIETYはあまりしらないんですが、大本命ともども楽しんできてください。
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日本で毎年開催されるメタルフェスティバル:ラウドパークにはほぼ毎年参加しております(^_^) 今年は北欧のバンドがたくさん出演する予定で、私は例年以上に張り切っています(笑) 大本命はSTRATOVARIUSですがLOST SOCIETYも是非見てみたいです(^_^)