Nightwish ☆ ヴォーカル.Anette Olzon 脱退

　（Photo by Ville Akseli Juurikkala）

フィンランドのシンフォニーメタルバンドNightwishからヴォーカルのAnette Olzon脱退が発表になりました。

公式ステートメントによりますと

「Nightwishのひとつのストーリーが今日ピリオドをうつことになった。NightwishとAnette Olzonはお互いの理解のもとで別々の道を歩むことを決めた。

ここ最近バンドとヴォーカリストの目標、目指すものに相違が以前よりはっきりとしてきていた。そのことから根本的な見解の違いが起こりそれをこれ以上修復することが不可能になった。

バンドは今行っているImaginaerum ワールドツアーをキャンセルの予定はなく10月1日Seattleからのライブは代わりのヴォーカルにオランダ人のFloor Jansen (元After Forever, ReVamp)を迎えツアーは続行する。

バンドのモチヴェーションは今これまでにないほど高い。そしてこのことが双方にとってベストであると確信する。
一緒にすごした時とすばらしい2枚のアルバム、そしてすばらしいツアーを一緒に行ったことに対して感謝する。

- NIGHTWISH & Anette Olzon」

とのことです。

先週の金曜日9月28日アメリカのDenverでのライブ直前にAnetteが風邪で体調を崩し声がでなくなり病院に運ばれ、急遽前座のバンドにいた女性シンガー2人を代わりのVo.に採用、ライブを行ったことに対しAnetteは自分のブログで彼女にきくことなしに代わりのヴォーカルでライブを行ったことをリハンナがブリトニーを代わりにすることなどないでしょと強く批判していましたが、オフィシャルステートメントを読むと意見の食い違いなどすでにそれ以前からあったようですね。

Anette脱退に伴い今回のツアーでNightwishのヴォーカルに抜擢されたオランダ人のFloor Jansenはこちらのニュースによるとクラシックの教育を受け、ロックアカデミーと音楽学院を出ておりクラシックとロックの両方の経歴をもちAnetteの前のヴォーカルTarja Turnenに似ていると。
さらにこちらの記事によるとFloor Jansen は 1997～2010年までAfter ForeverのVo.であったもののバンドが1年ほどの活動休止にはいりそのまま活動再開することがなく、彼女は新しく ReVamp を結成。2011年のOut of the Dark ツアー中、燃えつき症候群（バーンアウト）で一時ツアーから退いていた時期があるそうです。

その脱退したAnetteはブログを書いていましたが、そのブログはNightwishのメンバーとしてファンと交流するためのものであったので脱退した今日ブログも終止符をうつとのことです。

ということで今晩のフィンランドのメディアはこのニュースで持ちきりでした。

追加 AnetteはNightwish脱退とともにブログもやめるとのことでしたが、10月2日付でファンへの感謝をつげ、少し時間は必要だけどまたもどってくると。同じブログか新しいブログか、どこでどののようにかはわからないけどとのこと。Anetteのブログ（英語）はこちらを。

追加 現在はご主人兼マネージャーさんの国アルゼンチン在住のNightwishの元Vo.Tarja Turunenにフィンランドの日刊紙Iltasanomatが連絡を取ったところ「このことについてはなにも知らなかったし興味もない。双方に幸運を祈る」と短いコメントを残しただけだそうです。

追加 フィンランドの日刊紙などの報道によると代役のVo.Floor Jansenを迎えて最初のシアトルでのライブは成功に終わったようです。
Floor Jansenが土曜日に信じられないことが起こり始めていると空港からの写真をUPしていたことが報道されていましたが、10月3日付けのフィンランドのMTV3の芸能ニュースによると、オランダのラジオ局のインタビューで土曜日にどれだけ早くアメリカにこれるかとのSMSが届いたそうです。彼女はメンバーとはもともと知り合いで11～1月の間に一緒になにかをやる計画もあったようです。
Nightwishのファンの反応に満足しているとのことで夢がかなったと。そして彼女が知ってるフィンランド語は今のところKiitos（ありがとう）とKippis（乾杯）だそうです。

追加 こちらフィンランドのIltalehtiの記事にそのオランダのラジオインタビューがもう少し詳しく載ってます。
土曜日にSMSが届いたあとすぐにパッキングして航空チケットを手配しクレイジーに練習したそうです。11月か12月頃に一緒に仕事をする計画があったのであらかじめある程度は練習していたと。バンドと2時間ほど練習した後すぐにステージに立ったそうで、最初のライブは緊張したと。オーディエンスがポジティブに受け止めてくれたのは助かった。オーディエンスの中に自分の名前が書かれた垂れ幕を見つけたそうです。
ヘルシンキで映画の初公開を兼ねたライブは大きなショーになるだろうと。そのあとツアーは南米、オーストラリア、ニュージーランドへと続く。
バンドのメンバーはのんびりしたタイプで、ただひとつ他のメンバーはフィンランド人で彼らだけの会話は何を話しているかわからないのが難点だと。それでもそれは特別な例外であって夢がかなったと。
今後について次のアルバムに参加するかどうかは何も話をしてなく、今はこの瞬間を楽しみたいと。

こちらにアメリカのポートランドでのライブ映像が22分ちょっとUPされています。

こちら他の情報によるとNightwishは来年6月8日にタンペレで開催のサウナ･オープン･エアー･フェスに出演が予定されています。

追加 こちらIltalehtiの記事によると、現在アルゼンチンのブエノス・アイレスに在住中の前々Vo.Tarja Turunen-Cabuliに問い合わせたところ彼女の復帰を願うファンに感謝するものの、メンバーとマネージメントがすべてかわらない限り彼女がNightwishに戻ることはないと。そのTarjaは現在ドイツとフィンランドで行うクリスマスツアーの準備をしているそうです。

追加 10月5日付けのこちらフィンランドの音楽雑誌Infernoの記事によると、代わりのVo.でただ今Nightwishとツアー中のFloor Jansenがオランダのラジオインタビューで話した内容によるとAnette脱退が発表になる前にすでに11月～来年1月終わりまでのツアーのVo.の依頼がきていたそうです。少し練習はしていたものの予定が急に早まったようです。
Nightwishの今回のツアーに同行しているツアー･ミュージッシャンTory Donockleyの話では、ツアーの楽しみなどが消えうせていてとても不安定な状態であったとのことでAnetteの脱退は皆にとってベストのことだったと。
DenverでAnetteが病院に運ばれTuomasと2人でステージに出て1600人の観客の前でライブをやるべきかキャンセルするべきか聞いたとき波のように観客の手が挙がったときには感動したと同時に非現実的に感じたそうです。
こちらClessic Rockのサイトにも同じ内容の記事が英語でUPされています。

追加 こちら他フィンランドの10月15日付け芸能ニュースによるとただいまNightwishのかわりのVo.としてアメリカツアー中のFloor Jansenはアメリカツアーのあと11月4日に始まるUKツアーまでの間国に戻り自分のバンドReVampの曲作りをしニューアルバムは3～4月ごろ発売予定でいるとのこと。
来年1月オーストラリアを最後に終了する今回のNightwishのワールドツアーのあと、来年夏のNightwishのライブでもVo.に決まっているそうです。今現在発表されている来年夏Nightwish出演予定のフェスは6月8日フィンランド、タンペレで開催のSauna Open Airと8月3日ドイツのWacken Open Airの2つとなります。
Floor Jansenのブログはこちらを。

追加 10月17日付けで来年2013年6月28～30日にヘルシンキで開催予定のTuska Open Airフェスの出演者第2弾が発表になりNightwish出演が発表になりました。

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