2011.06/15(Wed)

Moi Moi Suomirockインタビュー ☆ Carmen Gray 

CG promo 2011 Kerttu Malinen
(Photo By Kerttu Malinen)

雨まで降り出し5月の終わりとは思えないほどとても寒かったヘルシンキのYour Moveイベントの会場でライブあと、この春彼らにとって3作目のスタジオアルバム「Gates OF Loneliness」を本国フィンランドで発売したCarmen Grayのメンバーがインタビューに応じてくれた。

【More・・・】

待望の3作目のスタジオアルバム「Gates Of Loneliness」がフィンランド本国で4月はじめに発売になりましたが、前作「Welcome To Grayland」が発売になったのが2008年秋でこの2年半の間どういった活動をしていましたか?
 Lappe 自分達を見つける期間だった。実にいろんなことがあって成長する期間でもあった。「Gates Of Loneliness」の曲をきいてもらえばわかると思うけど、前作「Welcome To Grayland」の時の曲とは違ったサウンドで、この間にいろいろ学ぶこともありその結果新しいサウンドを見つけ出したんだ。俺たち熱心に練習も重ねてたし。ただ3作目のアルバム発売にレコード会社がなかなか興味をしめしてくれなくて、他のレコード会社も以前のCarmen Grayには余り興味を示してくれなくて、それでマネージャーのペッテリがレコード会社を設立することにしたんだ。まずはシングル「Gates Of Loneliness」を発売したところこれが大ヒットとなって他のレコード会社からも話がきたんだけど、ペッテリのレコード会社で行くことに決めた。あの期間はとても重要な期間であって今これ以上のことはないってぐらいいい状態なんだ。

この3枚目のアルバムからの最初のシングル曲「Gates Of Loneliness」はラジオヒットとなりましたが、最初にこの曲をラジオで聴いたときまず何を思いましたか?
 Lappe 涙が出てくるかと思ったよ。(笑)やることすべてがうまく行かなくて運さえもないって思ってた時期もあったからラジオでかかりはじめてうまくいってそのときはすごく感動したな。
 Pete ちょうどそのとき車でヨーロッパ旅行中でポーランドで俺たちの曲がラジオでオンエアーされ始めた話をきいたとき鹿が飛び出してきてぶつかったんだ。残念ながら鹿はなくなったけど俺たちは怪我もなくて不幸中の幸いだった。
 Nicklas 俺もLappeと同じでその前の2年の間にいろんな思いが駆け巡ってまだ続けて行きたいけどもうこれまででここで終わりかと思ったこともあるし、そんなときラジオで「Gates Of Loneliness」がかかり始めて、あとでみんなその曲を気に入ってくれてるって聴いてすごく感動したよ。
 O.J. しばらく休んでたあとラジオでこの曲をきいたときは感動の瞬間だった。Lappeがいったようにうまく行くかどうか、どうなるかわからなかったときにこの曲がヒットしてサマーコテージのご近所さんも夏の間この曲を聴くことになったよ。
 J.J. そうだな。他につけくわえることあるかな。どの路線で行くかがはっきり決まってなかったけど「Gates OF Loneliness」に決めてそれが正解だったとわかったから自分達のサウンドを信じてやればいいってのがわかった。

この3枚目のアルバムは前作と比べるとずっと軽いサウンドになっていますが、サウンドの方向をかえたのはなぜですか?
 Lappe 合間にはバンドのメンバー以外の意見も聞いてみるべきだと思うんだ。例えばマネージャーのペッテリとか、彼は俺たちにとってとても重要な役割をもってもいるし、それとこれまでのアルバムレビューなんかを聞いてもスローで軽い曲がよりよい評価を得ていたこともあって、それが俺たちの強みの部分であることを「Gates OF Loneliness」のヒットで確信できこれが俺たちのスタイルだと思ったんだ。それが確信できた時にあちこちの方向にふらふらするんでなくて確信できたラインに力を入れて進んでいくべきだと思ったんだ。
 Nicklas 俺たちはへヴィじゃないんだと自分で認めないとね。
 Pete この今のサウンドはその昔まだレコーディングとかする前に戻った感じなんだ。自然な感じ。俺自身もゆったりしたサウンドが好きなんだ。

まず「Gates Of Loneliness」のシングルを発売してそれがどう受けいられるか様子をみて進んでいく路線を決めた感じですね。
 Lappe もともとこういう音楽が俺たち自身好きでやりたかったということもあるから、これ以上言うことはない結果になった。それまではスローな曲をシングルにすることに迷いがあったけど、こういう軽い感じの曲をシングルにしてもいけるってことがわかった。だから勇気を持って次のアルバムもこの路線でいくことになるな。

ラジオでよくあなた達のサウンドはフィンランドのバンドとは思えないと言ってるのをきくのですが、その理由はなんだと思いますか?
 Lappe Nicklasの英語の発音がフィンランド人の英語には聞こえないからそれがまず最大の理由じゃないかと思う。
 O.J. スウェーデン系フィンランド人の英語。(笑)
 Lappe それともうひとつの理由が俺たちのアイドルが国外のバンドというのもあると思うな。70年代のアーティストからしてアメリカやイギリスのものでそういうのを聞きながら育ったからね。
 Nicklas あとフィンランドには同じようなバンドがいないからフィンランドのバンドだとわからないんじゃないんかな。
 Pete 一つ前の質問にもかかるけど、フィンランドはメタル王国と言われている中で俺たちの新しいアルバムのサウンドはそれとはかけ離れていて、俺たちのサウンドはへヴィメタルでもないし、ハードロックでもない。勇気をもってポップロック路線に進んでいって俺たちのようなサウンドのバンドは今までにあまりいなかったというのも理由のひとつだと思う。

そういえばFacebookの誰かのコメントであなた達のアルバムが発売になった時国内バンドではなく国外のコーナーにあったとありましたが?
 Pete そうなんだ。Anttila(レコードショップ)にいってCreedのアルバムを探してたら、なんと俺たちのアルバムが国外アーティストコーナーのしかもアルファベット「G」のとこにあるじゃないか。考えてみたらCreedも「C」だし、それを「C」にもどして俺たちのアルバムも国内アーティストコーナーの「C」にもどしておいたよ。

ではあなた達のニューアルバムを買わなくてはならない3つの理由をあげてください
 Nicklas なぜなら俺お金ないから。(爆)
 Lappe もしひと昔前か今日の感傷的な軽いロックが好きならお勧め!特に夏にはぴったり。ドライブ中にきいてもいいし。ピュアなロック、ポップロックが好きならこのアルバムを買うべきだ。
 O.J. 俺もお金たりないから。(爆) でもそれだけじゃなくてこのアルバムは聴く価値があるからそのためにもぜひ買うべきだよ。
 J.J. いいアルバムだから買うべきだ。たった一度だけきいてあきるアルバムもある中こういういい1度ではあきないアルバムもきいてみるべきだ。3歳の女の子がこのアルバムをききながら毎日ダンスしたりもしてるし、このアルバムはそういうちょっと若い世代にもいけると思うな。
 Pete 俺が歌詞を書いたわけじゃないけど、このアルバムを買って聴いた人達から歌の歌詞が普段の自分達の生活を歌っているようで同感できるといっていて、それは俺自身もそう感じるので一般の人に聞いてもらうのにいいんじゃないかと思う。 

今回のアルバムはマネージャーさんが設立した自分達のレーベル「Gray Music Entertainment」から発売になりましたが、自分達のレーベルから出すという利点はなんですか?
 Pete このレーベルには俺たちのバンドしかいないからすべての力を自分達にそそげる利点がある。
 Lappe それからすべてのことについて話ができる。どこにライブをいれようとか、それがもし成功しなくてもマネージャーが自分たちのために力をつくしてくれてるのがわかるから、先がどうなるか不安に考えることはないしそれはすごくいい点だよ。

日本発売について何か新しい情報はありますか?
 Lappe 今ちょうど日本側と連絡をとっているところなんだ。アルバムが発売になった頃日本は震災で大変な時期だったからそういうときに話しを持っていくのはどうかと思い時期を延ばしたんだ。俺自身日本で発売できると信じてるよ。

もうすぐ夏ですが、この夏の予定は? 誰かのライブに行くとかフェスとか?ホリディで国外とか?
 Pete この夏自分達のライブは少ないから夏のホリディは自由に過ごせる時間が多いな。まだ予定はないけどフィンランドの夏をしっかり楽しみたいな。
 Lappe もちろんライブのオファーが来ればいくけど、俺たちみんな家族持ちだし、家族でフィンランドの夏を楽しむつもりだよ。自分達のライブもあるし自由な時間もあるしいろんなことができるしとても楽しみにしてる。あとまだ決めてないけどVon Joviも来るし。
 Nicklas おい、リッチー・サンボラ、リハビリ中でこないぜ。
 Lappe え? ほんとか?知らなかった。なら行かない。(笑)
 Nicklas 俺はKornのライブに行く!
 O.J. Provinssirockから誘惑されてる。コテージが近くにあるから。あとはコテージで夏を満喫してよいライブもする!
 J.J. 1週間南に行く。年に1回は国外に脱出しないとね。子供もとっても喜ぶし。

ではお気に入りの夏のドリンクは?
 Pete 水!

水道の水ですか?
 Pete それもいいけど外に出るときはボトル入りの水をもってでなくっちゃね。
 Lappe サイダー!どの味でもOK!
 Nicklas イタリアの赤ワイン!メーカーは関係なしでとにかくイタリア製ならいいよ。
 O.J. 水分がいっぱい蒸発するから冷たいビールがお勧め!Karhuは最高!
 J.J. エールビール!

この夏の後の予定はどうなってますか?
 Nicklas 夏のあとサルディーニャに行く!サメと一緒に泳ぎに!(笑)
 Lappe たぶん次のアルバムの計画を立てたりすると思うな。あとはライブと家族と過ごす!

秋にライブは入る予定ですか。
 Pete はいると思うよ。

では最後に日本のみんなにサマーグリーティングを!
 Pete Hälsningar från Finland! グリーティング・フロム・フィンランドのスウェーデン語。俺たちのヴォーカルスウェーデン系だから。
 Lappe 日本の皆に素晴らしい夏を。特に春に悲惨なことがあったから、心からよい夏を!と祈ってる。なにかこういう悲惨なことが起こった後はよいことが待ってると信じてる。こういうときはみんなが力をあわせてお互いを励ましあうと思うしすべてがベストな方向に向かうよう祈ってる。
 Nicklas 春に起こったことを思うと言葉につまってどういったらいいかわからないけど、そのことに負けないで強くいて、よい夏を。
 O.J. 日本のみんなに力を!この被災から立ち上がってすべてがよい方向に向かうように!俺からも祈ってる。
 J.J.  俺も同じ気持ち。できれば皆を励ます意味でもこの秋、もしくは今年中に俺たちのアルバムが日本で発売になることを祈ってる。

                          (2011年5月29日 ヘルシンキ Your Move会場にて)

Your Moveライブレポートはこちらを。

Carmen Gray
Nicklas (vo)、Lappe(g)、Pete(b)、J.J.(Key)、O.J.(d)

CG kansi pieni

Carmen Grayが誕生する前、Lappe、JJそしてPeteの3人は「Jerkem」という名前でバンドを組んでいた。
2000年に今のリードボーカルNicklas Nymanが加わるまでは、仲間で集まって演奏して楽しむぐらいのものであったが、Nicklas加入をきっかけにプロとしての方向に進んでいくことになる。
2003年1月にドラムのO.J.が加入し現在のメンバーがそろう。
フィンランドのポップ・ロックシーンのマネージメントで長い歴史をもつPeter Kokljuschk氏が2004年11月にこのバンドを見つけ出したのが彼らのメジャー・シーンへの進出のきっかけとなる。
2005年春Sony/BMGとレコード契約を結び2006年9月にデビューアルバム“The Portrait of Carmen Gray” を発売。
シングルとなった“Lost In My Mind Again” と “Color Blind” はフィンランドのナショナル・シングルチャート3位と14位にランク・イン。
2007年8月22日デビューアルバム“The Portrait of Carmen Gray”日本で発売。
2008年9月10日、ファーストアルバムと同じくT.T.Oksalaをプロデューサーに迎えて完成したセカンドアルバム” Welcom To Grayland” フィンランドで発売。
続いて日本でも11月26日!
2009年5月29日Finland Fest 09で待望の初来日!
2010年6月にラジオシングル「Gates Of Loneliness」をGray Music Entertainmentより発売!ラジオのオンエアー回数で決まるナショナル・エアープレイ・チャートTOP8を記録!
2011年4月6日3作目となるスタジオアルバム「Gates Of Loneliness」(写真上)を発売!今後の活動に要注目!


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テーマ : 洋楽ロック - ジャンル : 音楽

【編集】 |  20:54 |  Carmen Gray  | TB(0)  | CM(6) | Top↑
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Comment

こちらには久々のコメントです。

いやぁ~、最後のメンバーからのコメントには感動です(;_;)
復興まではまだまだ長い長い時間がかかると思うので、CGのメンバーも常に心に留めてくれていたらなぁと思います<もちろん私も。

CGのGates of~の大反響には私もビックリしました。
FBでもどんどんフォロワーが増えましたもんねぇ。
ラジオでオンエアされるのは、フィンランドではヒットへ第一歩だと思うので、これも本当に嬉しかったです♪

バンドマンがなかなか稼げないのは日本も一緒で(^^;
いい楽曲、確かな歌唱力や演奏力、熱心なファンがいても、それがすぐ大ヒット、セールスに繋がらないのが難しい所ですね。
でも新しいスタートとも言える3rdアルバムが、1~2作目よりも多く売れるのを願ってやみません(>人<)
もちろん日本盤でのリリースも!!

あ、Hiroさん!

Onko tukka hyvin?

ギャハハww
IKKO | 2011.06.17(金) 11:33 | URL | コメント編集

>Ikkoちゃん

こちらではお久しぶりです~!

震災直後にはバンド側からオフィシャルなコメントはだされてなかったとはいえ、メンバーみんな日本の子と心配してくれてたんだと思うとうれしいよね。
ほんと復興にはかなりの時間がかかってすごく大変なことだとは思うけど、日本ならやれると思ってます。

フィンランドでラジオ・オンエアーになるのは知名度UPにはすごく大切なことなんですよねー。
今回はFacebookで投票呼びかけたりとがんばってた効果が現れたんじゃないかと思います。w

最近は無料ダウンロードとかもあったりで一般的にCDの売り上げが落ち込んでるようだし
よっぽど成功してない限りひとつのバンド活動だけで食べて行くのは厳しい面もあるようだけど
ほんとに今回のニューアルバムで新しいファンもついてさらに進んでいってほしいです。

> Onko tukka hyvin?

ぎゃはははは。あの頃に戻れたらなぁ~!
Hiro♪ | 2011.06.18(土) 11:30 | URL | コメント編集

CGインタビューありがとうございます!
今回のアルバムが軽いサウンドに仕上がってる感じは、賛否両論あるのかもしれませんが、Gates of~は聴くたびにどんどん好きになって行くし、聴けば聴くほど味わい深いのでは、と思います。

Peteの 「勇気をもってポップロック路線に進んでいって」 という言葉はすごくよくわかります。
へヴィな方が本格路線で、ポップロックは甘ちゃんなイメージってありますよね。
決してそんなことないし、実際私はポップロック大好きだし。
でも、あえてその方向を目指し、それがバンドが本来やりたかった路線だっていうのを聞いて、なんだか素敵だなと思いました。
やりたい音楽をやるのってとても楽しいだろうし、聴いてる方にもそれは伝わると思う。
これからもCGに期待して応援します!

あ、それとO.J.の「コテージで夏を満喫」発言。
あぁやっぱりフィンのみなさんはコテージが好きなんですねぇ。
えりこびっち | 2011.06.23(木) 17:52 | URL | コメント編集

>えりこびっちさん

こちらこそ。読んでもらってキートス!

今回のアルバムはメンバーのの話にもあるようにサウンドはかなりかわりました。
Gates~はすごくいいですよね。私も大好きです。

へヴィ路線からポップロックというのはためらうかもしれないけど
自分達のやりたかった音楽でヒットも生み出し
やりたかった音楽ならバンドが長続きするためにも一番なことかなと思います。
軽いサウンドにはなったというもののポップ感はそれほど感じなくて
大人っぽいロックにきこえちゃいます。
これからもがんばっていってほしいです。w

O.J.ファミリーは夏はコテージ生活を楽しんでるようですね。
ホリディにコテージでのんびりはフィン人は好きみたいですね。w
Hiro♪ | 2011.06.23(木) 20:42 | URL | コメント編集

思い返せば私もCGがフィンフェスで来日した時に新宿のバーで行われた
アコースティックライブがとても好きでした!しっくりといい感じだったのですよね~。
彼らはヘヴィにしなくていいんだと思います!

>なぜなら俺お金ないから。(爆)

ほんと、(爆)ですよっっ!も~リアルすぎる!!(笑)
あき | 2011.06.25(土) 13:47 | URL | コメント編集

>あきちゃん

あのアコースティックライブよかったですよね。なつかし~。
私もSacrificeが大好きだしなぁ~。
無理にへヴィーにする必要はないですよね。

>も~リアルすぎる!!

その見栄を張らずバカ正直なとこがまた魅力だったりも。w
Hiro♪ | 2011.06.25(土) 21:42 | URL | コメント編集

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