Stala & So. (元LordiのKitaのバンド) 、Honey Hellraiser @ Rautaruukki カルッキラ 2011年1月22日

この冬は雪が多くて雪かきに追われる毎日。そんな中スーパーの掲示板でStala & So.のこの町内でのライブ告知ポスターを見かけた。
Stala & So.といっても日本ではまだおなじみではないかもしれないが、フィンランドのモンスターバンドLordiの元ドラマーKitaといえばフィンロックファンの間ではおなじみですよね。
そのKitaがまだLordiのメンバーとして活動する前1997年に設立したバンドSo.にStalaがついて現在のバンド名Stala & So.になり、今年のユーロビジョン・ソング・コンテスト・フィンランド代表候補に上がったためKitaのマスクを脱ぎメディアに登場。素顔を出してしまったためLordiから脱退となってしまったようだ。
実はKitaことStalaはこの町内の出身でLordiがユーロビジョンで優勝したあと、この町内の若者のための憩いの場所の名前がKitaと命名され、命名式にはKita本人も出席したことが町内新聞に載っていた。
会場が家から徒歩20分ほどのとこだったのでいつものように帰りの最終のバスの時間を気にすることもないしこのチャンスを逃しては~と行くことに。
【More・・・】
この日のオープニングアクトはこれまた地元のバンドHoney Hellraiser!地元バンド同士ということもあるのかここ数回のStala & So.のオープニングアクトを勤めている。オープニングアクトのライブスタートが23時となっていたのでちょうどに始まることはないだろうと思いながらも23時前に会場にいってみるとバンドメンバーはまだマーチャン販売テーブルにいて始まる様子はない。やっぱり。(笑)
知り合いがいたので話をしながらふとマーチャンのテーブルをみると遠めだったけどStalaも自分でマーチャン売ってたようだ。なんだかこういうとこはフィンランドだなぁ~。
23時45分ぐらいになりオープニングアクトのHoney Hellraiserのライブが始まった。前のほうは背の高い酔っ払いネンで埋まっててステージ低いし見えない!
ぎっしり詰まってたわけでもないので間をくぐり抜けなんとかステージ左端最前に移動。でも途中でまたまた酔っ払いネンに場所を占領されてしまった。
スリーピースのバンドでライブに来る前にMySpaceで試聴してみるとパンクロック系バンドのようだった。
ライブでみるとMySpaceできくよりずっといい!とにかく活きがよく突き進んでいく感じ!
今までオープニングアクトというとMCが曲名と「キートス」(ありがとう)ぐらいしかないバンドもけっこういたのに対してボーカルのMCも多く、お客を乗せ、自分たちもライブを楽しんでいる様子が伝わってくる。
ただサウンドはエネルギーにあふれて突き進んでいく感じがするもののライブ中の動きが少なく曲がどれも同じようにきこえたので、バラードなども取り入れるなどして変化を入れるともっとよくなると思った。ボーカルにカリスマ性も感じられたので曲次第で今後に期待できそうかも




Honey Hellraiserのあとドリンクを買って一息。と思ってると24時50分ぐらいだったかな、まだ飲み終わらないうちに司会者がでてStala & So.を紹介。
2,3日前に町内新聞に載ってたニット帽かぶって丸っこい顔のStalaがプロモ写真のイメージとあまりにもちがってて本人はいったいどんな感じなんかいな?って思ってたらステージに現れた彼はプロモ写真どおりのイケメンであった。
バンドメンバーはヴォーカル:Stala、ベース:Nick Gore 、リードギター:Sami J、リズムギター:Pate Vaughn、ドラム:Hank といった面々。ベースのNick GoreはLordiがユーロビジョンで優勝する前Lordiでベースを弾いていたKalmaで彼もこの町内の出身だ。
ステージに現れたメンバーをみてびっくり。まるでサーカスのような華やかさで各メンバーかなり個性的。
So時代、彼らは時々この町内でライブをやっていたようだけど観るのは今回がはじめて。おまけに曲もまったく知らない。それなのにすごく楽しめた。
小さな町の小さなステージだったけどなんといってもメンバーが華やかで見てて楽しい。
小柄な感じのStalaだがグラムロック感あふれる衣装でキラキラ輝いてみえた。意外と太い声だが歌唱力はありバックメンバーの演奏も安定した感じだ。
ユーロビジョン候補曲に上がっている「Pamela」の前にはリードギターのSami Jがユーロビジョンのテーマ曲を演奏したりして盛上げる。
途中でStalaがアコギを肩にかけるものの音が出ない!けっきょくその曲は飛ばすことに。バラード曲だったのかな?と思うとちょっと残念。
途中Nick GoreがMCと思ったら今日はStala、昨日はSami Jの誕生日だったとみんなでPaljon Onnea vaan~とお祝いの歌を歌った。
「すべてはそこの公園から始まった!」と地元のライブでかなりご機嫌な感じのStalaだった。
間に昨日のリーヒマキでの観客の方が声が大きかったぞ!というと負けずに声援が上がる。(笑)
途中でまたまたのりのりでふらふらな酔っ払いネン達に前の方を占領されてしまったので途中から写真はあきらめライブを楽しむことにした。
Stala他メンバーみんながライブそのものを楽しんでる感じが伝わってきて見てるほうもほんとに楽しめるライブだった。



















セットリスト
1. Got To Believe
2. One Nite Stand
3. Shout
4. She
5. Bye Bye
6. Pamela
7. Woman
8. Down Again
9. Anytime
10. Spring Romance
11. Back On The Road
12. Fool 4 Your Löövin
13. Everything For €
終わって時計をみたら午前2時過ぎ。これがヘルシンキなら最終のバスを乗り過ごして朝の6時まで待つとこだけど町内だと好きなときに帰れてこれはほんとラク!

この金曜日のユーロビジョン・ソングコンテスト・フィンランド国内予選が気になるところ。幸運を祈っておきます。
追加

1月28日に行われた予選でのStala & So.の映像はこちらからどうぞ。



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お待たせしました。w
曲はまったく知らなかったんですが
写真からもわかるように強烈な個性あるメンバーたちですごく楽しいライブでした。
いや~ほんとメンバーみなさんかなり濃くてしかもでかいのでStalaがよけい小さくみえたけど、彼はその分キラキラ輝いてみえました。
Pamelaはメロディが頭に残りやすい曲だしユーロビジョンでの幸運を祈ってます。
最後の写真マスクなくてもKitaにみえますか?確かに彼がもうLordiにいないのはさびしいですよね。。。
キタと日本語がはいってたりして一番親しみあるキャラクターだったしなぁ・・・。
でももう元には戻れないし彼も相当悩んでの結論だったみたいなのでこれからStala & Soでがんばってもらいましょう!
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ライブの熱が伝わってきました~。

ホント「Kita」って名前、「北さん(又は喜多さん?)」みたいで親しみ系ですよね(笑)
掟破って顔出しちゃったのは男前だからそろそろ見せたかったのもあったりして。。
それにしても「酔っ払いネン」って!!(笑)
「~ネン」って名前多いですよね。ライブハウスに付き物の酔っ払いとの合体語。すごく受けちゃいました。フィンランドの人たち、大きそうだし

酔っ払いネンに負けなかったHiroさんのレポート、楽しませていただきました。
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おー伝わりましたか?それはうれしいです。
キタって日本人には親しみやすい名前だし、彼の腕にはカタカナで「キタ」ってタトゥもはいってますよ。
うわさにはきいてたけどマスクぬいだらこんなに男前だとはびっくりでした。
芸能ニュースとかによるとユーロビジョンのきっかけは友達ができあがってたデモ2曲をユーロビジョン選考委員会みたいなのに送ったそうで、そしたらそのうちの1曲がたまたま候補にあがちゃったようで本人は決心するまでかなり悩んだそうです。
確かに自分のバンドで成功するかどうかはわからないし、すでに成功しているLordiからの脱退は悩んだでしょうね。
Lordiファンからすると彼の脱退は残念だと思うけど彼本人が悩んだ末選んだ道だと思うのでStala & Soでこれからがんばってほしいですね。
「酔っ払いネン」ってぴったりのネーミングでしょ?(笑)
いつの頃からかフィンロック好きの友達の間ではこのネーミングが定着してます。(笑)
ほんとに体はでかいしふらふらしてるしぶつかってこられたらいっしょに転んでしまいそうで・・・。
でもなんとかUPできる写真がとれててよかったです。w
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なんて楽しそうなライブなんでしょう!
写真観てるだけでお腹いっぱいになりそうなくらい濃いメンバーですね(笑)
それぞれが個性的すぎて、Stalaがシンプルに見えるくらい!
Pamelaはちょっと懐かしいようないい曲だし、是非ユーロビジョンのフィン代表に選ばれてほしいです。
でも最後の写真、目元がKitaそのもので(あたりまえだけど!)、Lordiファンとしてはちょっぴり切なくなっちゃいました・・・。